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富山映像大賞 受賞作品&授賞式
富山映像大賞プレイベント 「GALA」~メディアを活かしたまちづくり~を開催します!
富山映像大賞2023
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富山映像大賞2023

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2023グランプリ[プロフェッショナルコース]

PRISONER

氏名:栗本 真亜人 、居住地:東京都、作品時間:4分28秒

この作品は生き物の死に直面し、現実に打ちのめされたモグラが、そんな状況でも夢を見続けることの大切さを知る物語です。ストップモーションと2Dを掛け合わせて制作し...

2023特別審査員賞
[プロフェッショナルコース]

うそを折る

氏名:佐藤 宏樹 、居住地:東京都、作品時間:5分0秒

「いのち」を普段生きていて重く実感するのは、自分の場合「身近な人の死」でした。
それも喧嘩したまま、仲直りできないまま相手と死別するというのは、ただ失うよりもずっと大きな後悔が生まれると思いました。本作の主人公はその当事者ではありませんが、孤独死した祖父と喧嘩別れしていた母のため、彼女が感じるであろう後悔を少しでも和らげようと優しい嘘をつくことにします。
主演の清田は実体験として、祖父の死に際に会うことができなかった悔しさ、もっとお酒を交わしたかったという思いを役に落としました。
大切な相手と死別する後悔と、それでも微かな希望を抱けるような作品を目指しました。

2023銀座ダイヤモンドシライシ賞
[プロフェッショナルコース]

己踊り

氏名:オン カイ 、居住地:東京都、作品時間:5分0秒

私はダンスを4年前から、ほぼ毎日練習している。そのおかげか体の動きは情緒と強く結びついていることを意識している。体で感じた力と速度の変化が感情的なコミュニケーションとして、アニメーションを作る時に深く繋がっている。

どんなに小さな動きにも豊富な感情を入れることができると思う。人の情緒の繊細さや複雑さはどのようにしてアニメーションとして表現するのか、それぞれの情緒を描写するため、どんな道具を使用するのか、どんな色や線で描写するのか。楽しみ、悲しみ、怒り、迷い、神秘、興奮、失望、緊張、それぞれの情緒を分析して、面白く意外性を感じられる、クオリティー高く描写することが私の一つの課題であると考えて作品を作り出した。

2023優秀賞
[プロフェッショナルコース]

おめでとう、ありがとう。 - short version -

氏名:飯野 歩、居住地:千葉県、作品時間:5分0秒

モノローグ主体の作品のため、映像ではさりげない表情や仕草で思いを表現できるように考えました。
お互いを想う気持ちが少しでも伝われば嬉しいです。

2023優秀賞
[プロフェッショナルコース]

インタビュー

氏名:八木 浩貴、居住地:東京都、作品時間:5分0秒

私事ではありますが、2月 15 日に祖父を亡くしました。
90 歳の大往生でした。危篤の知らせを受けて 1 週間、毎日病院へお見舞いに行きました。
意識は戻らず、人工呼吸器を使用しての延命も虚しく亡くなりました。
去年の冬から入退院を繰り返していましたが、仕事とコロナ禍ということもあり、会いに行けず、危篤になってからの再会でした。
最後に言葉を交わしたのはいつだろう。そんな後悔に日々苦しみました。
今回のテーマである「命」の中に「消えゆく者たちの声は聞こえない」という一文を見かけました。
その通りです。
だけど、僕はおじいちゃんの声を聞きたかったし、もっと話したかった。
そんな想いを作品にできればと思い企画しました。

2023優秀賞
[プロフェッショナルコース]

地球の果実

氏名:小川 選、居住地:神奈川県、作品時間:3分49秒

2011.3.13に私は友人の祖父母の安否を直接確認する為に知人らと3人で神奈川から車で東北に向かいました。

茨城から道の様子が変わっていき、仙台駅近くまでくると戦場とはまさにこうゆうものなのかと思う程に街は崩れ落ち、
あちこちで火の手や煙が上がり、通りすがる人々の顔や衣類はすすや汚れで黒くなっていました。

宮城県の塩釜からは道路が水没していたため知人らとリュックを背負い目的地まで歩いて進むことになりました。
私は壊れた街や商店、家々を横目に何か申し訳ない気持ちになり、その瞬間を何も映像や写真など記録に残すことが出来ませんでした。

しかし10年以上過ぎても、あの東北の惨状は私の脳裏に、しっかりと焼きつき刻まれていて今でも度々蘇ります。
その時期に東北から神奈川に帰って直ぐ、私は今回応募しました映像の音源である"地球の果実"という歌をアコースティックギターで書きました。

それから時が経ち、宮城県へは何回か足を踏み入れたことがあったのですが、福島県の帰宅困難地域の現状がどうなってるかは知りませんでした。

あの時、記録に残せ無かった東北の惨劇を12年過ぎ去った今ですが、今一度映像に残し
"地球の果実"の音源にのせることに決め"命"がテーマである今回の富山映像大賞2023に応募させて頂きました。

"地球の果実"の歌詞は文字通り、命について歌った楽曲です。最後に歌詞を全文貼り付けておきます。
映像ですが、帰宅困難地域となっている福島県の三区域を軸に、未だ人が住めない惨状と
それでも楽園のように美しく育った草花や昆虫達の映像をピックアップし映像に組み込みました。

そして、命のサイクルと"命"そのものが膨大な記憶から成り立っていることをパズルのように、切り絵アートとして、
様々な映像からサンプリングしました。
生きとし生けるものの惨劇や歴史をずっと映しだし観てきた、壊れて見捨てられた
ブラウン管テレビにもう一度映しだすことで表現しました。

メッセージとして、"愛"について歌った、話した、アーティストや革命家の映像を挟んでいます。

長い文章になってしまいここまで読んで頂いた方、どうもありがとうございます。

最後に、映像の音源である"地球の果実"の歌詞を貼り付けておきます。



地球の果実 :

作詞 作曲 小川選 
編曲    中村強志

東京から奏でるこの音色を夜空にうち放とう

全ての言語であらわすことできない人のその思い

クジラ達が歌う音色もしくは風が囁くように

世界が言語を忘れるころには人などいないだろう

日差しは滴る滴のように心の底を潤すのさ

夕暮れに沈む暁 渡り鳥 海の波 
木々のざわめき

自然を愛することすら自然にできない者達は

心の底では分かることすらも触れずに暮らすものは

壊れゆく日本の空を見ながら今なに思うのか?

近づくたびに遠くなるものなどこの際捨てちまうのさ

遺伝子に刻む破壊と創造繰り返したこのリズムが
大地に広がる乾期のように心の底を乾かすのか

命そのものが僕らの答えと認めることさえできたら

その時言葉はなんの意味もなく青い空が広がるのさ

言葉より先に君を抱きしめれば良かった



宇宙の僕らパズルで 誰もが失われたピース か細く脈打つ僕を  kill me kill me
地球の僕は果実で心は鮮やか木に      優しい君の手でほら kill me kill me



降り注ぐ日差しの中で僕らは歩みを止めた
春の風が爽やかな東京

2023最優秀賞
[市民向けコース]

家族写真

氏名:武内 良樹、居住地:富山市、作品時間:4分23秒

多様化する社会や時代に応じてそのカタチを変えてきた「家族」。
これからの未来においても、私達が想像もしない集団が家族と呼ばれる日が来るかもしれません。
改めて家族を見つめなおして欲しい。そして、さらに変化を遂げる可能性がある「家族」のそのカタチを想像して欲しいと思います。

2023サクラパックス賞
[市民向けコース]

おおきくなったら…

氏名:木村 光宏、居住地:富山市、作品時間:1分25秒

私と息子(4歳)との会話「おおきくなったら何になりたい?」という
インタビューを元に、毛糸を使ってそのイメージを描いたコマ撮りアニメ作品。
背景に使用した毛糸のセーターは、私の義母の手作りです。

日々の家事育児ルーチンをこなしながら、家族や、育児に対する自分と向き合う日々が続き、
何度も何度も作品構成をやり直し、まだまだ撮り足したいカットと、使い切れないほど撮影素材がある中、
最終的にこのような形になりました。

毛糸の温かみのある画面と、よしもとかよさんの歌声を、
子育てに関わる全ての方に観て頂けたらと思います。

2023SHOEI group賞
[市民向けコース]

もみじ

氏名:水野 優磨、居住地:富山市、作品時間:2分0秒

富山県小矢部市が舞台。
一人暮らしのおばあちゃんとたまに遊びに来る孫。
心温まる純粋な気持ちを美しい風景と共に映す。

出演
紺井邦子
仲村綾夏

監督/脚本/編集 水野優磨
原案/撮影 渡辺浩章
音声 川辺良太
美術 中居崇
演出補 山本まりか
助監督 舘森勇一郎

2023NiX JAPAN賞、ハハハ賞
[市民向けコース]

ラブレター

氏名:坂田 悠生、居住地:立山町、作品時間:1分23秒

テンポ良く進むように制作しました。視聴者が途中で飽きないように、音楽に合わせて画面を変えたり、キャラクターを動かしたりしました。また、描く枚数を増やして、カクカク動かないようにしました。

2023J MAX THEATERとやま賞
[市民向けコース]

私に恋したマグロ

氏名:柞山 愛羅、居住地:富山市、作品時間:1分34秒

寿司が人間に恋するシュールな設定を表現する際に、実写で撮った写真をパソコンで動かす手法を用いることで、不思議な世界観を作った。女の子が振り返るシーンなど、この手法でしかできない表現を見てほしい。
ちょっとおかしいことも、簡単に受け入れて幸せになれる世の中になってほしいという願いを込めた。彼女が寿司を受け入れたように、みんなにもこの家族を温かく見守っていてくれたらいいなと思う。

2023J MAX THEATERとやま賞
[市民向けコース]

forget

氏名:小林 眞子、居住地:滑川市、作品時間:0分41秒

鍵を会社に忘れて、愛する犬が待っている家に入れなくなったお茶目なサラリーマンを描きました。
人間らしい歩き方や顔の描写にこだわりました。

2023J MAX THEATERとやま賞
[市民向けコース]

一人の世界

氏名:佐伯 佳蓮、居住地:立山町、作品時間:1分50秒

アニメーションの人物の動きを描く際に、実際に自分で体を動かしたり、周りの人の動きかたを観察したりして、できる限りスムーズな動きかたになるよう工夫しました。
また、動きだけでなく、1カット1カットの画面の構図もかっこ良くなるように意識しました。