富山水辺の映像祭

BACK NUMBER過去の受賞作品

2020審査員賞

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氏名: 柿原利幸、居住地:東京都、作品時間:4分52秒

あらすじ
 就活で困難に直面していた主人公・希は、何をすべきか思い悩んでいた。そんな時、過去に登録した骨髄バンクからドナー適合通知が届く。数万分の1の奇跡、患者さんの人生を劇的に変える移植手術…。しかし精神的に余裕の無い希には手に余るものだった。
 希は、ある人に励まされて本来の自分に立ち返り、そして未来の自分の人生を変え、切り拓く自信に繋げた。希は自分が信じた道を行き、誰かを助ける勇気を取り戻す。

作品に対するこだわり
 ―自分にとっては他人、誰かにとってはかけがえのない存在―
 とある患者さんの声から着想した。「ドナー登録者がいるという事実は、赤の他人を助けようとしてくれた人が存在する証し。それが今の私を励ましてくれる」
 同時にドナー登録者自身も、誰かを助けようとした事実が誇りに繋がり、精神的な支えとなるだろう。見知らぬ誰かの人生とともに歩み、繋がり、そして自分の人生を見つめ直す。少しの勇気が未来を変える。